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〜鳥取和牛と歴史〜

大山信仰と日本三大牛馬市

大山

 西日本屈指の秀峰大山(だいせん)は、霊山として古来より人々の信仰を集めてきました。その山腹にある大山寺への参拝者が、牛馬を連れてお参りするようになったのは、平安時代に基好上人が「大山寺の地蔵菩薩は牛馬守護の仏である」と唱え、お守り札を施したのが始まりであると伝えられています。
 このお札を受けようと集まった参拝者の間では、互いの牛馬の自慢話が飛び交い、比べては交換するようになったのが大山牛馬市の始まりとされています。
 江戸時代になって、当時の大山寺領山奉行によって組織的に改革され、広島県久井の牛市、福島県白河の馬市と並ぶ日本三大牛馬市として「袖の下から値を決めて お手々叩いて何百両 これで博労がやめらりょか」と唄われるほどに隆盛をきわめました。
 現在も地名として残る大山「博労座」は、牛馬の売買をする商人を指した「馬喰」が集まって市を開いた場所をいい、当時の面影を残しています。

大山寺縁起巻絵 地蔵田植の図(東京大学史料編纂所所蔵)
大山寺縁起巻絵 地蔵田植の図(東京大学史料編纂所所蔵)



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